loggerコマンドのTAGオプション
loggerコマンドで先日引っかかったので、備忘。
loggerコマンドでは、
logger -p FACILITY.SEVERITY "MESSAGE"
とすることで、目的のファシリティ、目的のレベルでsyslog出力できますが、もう一つ大事なオプションが、-t 。
logger -t TAG -p FACILITY.SEVERITY "MESSAGE"
この -t は、タグと呼ばれていますが、一般的にはここにプログラム名やユーザ名を使うようです。
このオプションなしでloggerコマンドを利用すると、ログには
Oct 8 02:57:27 localhost root[14920]: message
というように出ます。この[root]の部分が、-t指定で変更可能です。
logger -t FATAL -p local7.alert "nekoneko"
これを実行すると、local7のログには以下のように出力されます。
Oct 8 02:59:20 localhost FATAL[14924]: nekoneko
たとえば監視でFATALだったらひっかけたい場合に、rsyslogdの転送設定として、/etc/rsyslog.d/tensou.confの条件設定に
programname == 'FATAL'
とかやれば、監視通知ができます。
今日は以上です。