CentOS7.2にTomcat7をyumインストールしたが猫が出てくれない

CentOS7.2にTomcat7をyumインストールする際にハマったことを備忘録として残します。

 

 

環境は、ローカルマシン上のVMWare Player12にCentOS7.2を仮想環境として導入し、そこにtomcatを構築しようとしています。yumリポジトリはインストール直後の状態であり、特別なリポジトリを使いません。

 

 

まずはjavaのインストールから。CentOS7.2ではjavaは1.8なんですね。

 

yum install java-1.8.0-openjdk

 

 

 

 

そしてtomcatのインストール。

 

yum install tomcat

 

バージョンを見ると、tomcat 7.0.76-2でした。

 

この状態で、私はてっきりhttp://仮想マシンのIP:8080にアクセスしたらTomcatのいつものネコが出てきてくれるものと思っておりました。

 

しかし、アクセスできませんでした。

/var/log/tomcat/以下にあるlocalhost_accessログを見たところ、そもそもログ出力がなく、リクエストが届いていません。ブラウザ上はタイムアウトしているようです。

 

 

こういう時怪しいのはたいていSELinuxやFirewallなので、両方見てみました。

 

getenforceしたところ、Enforcing、つまりSELinux有効となっていたので、まずこれは

 

setenforce 0

 

と無効化し、念のため/etc/selinux/configの中でDisabledに変更しておきました。

 

さらに、firewalldも起動していたので、停止。

 

systemctl stop firewalld

 

 

再度、http://仮想マシンのIP:8080にアクセス。

しかしブラウザはまた無応答。

再度tomcatlocalhost_accessログを見たところ、今度はログは出力されていましたが、404となっていました。

 

おかしいなと思って、/usr/share/tomcat/webapps配下を見たところ、なんと、なんもありませんではないですか。そりゃ404になるのも当たり前です。

 

昔はtomcatをインストールしたら普通にサンプルディレクトリができてくれていたような気がするんですが、気のせいだったのか。

 

 

で、追加のyumインストール。

 

yum install tomcat-webapps

 

これでtomcatを再起動し、http://仮想マシンのIP:8080にアクセス。

 

やっと猫が出てきました。やれやれ。

 

ちなみに管理コンソールのyumインストールは以下でした。

 

yum install tomcat-admin-webapps

 

 

 

こんな初歩で躓くとは思わなかった。